インターネットイニシアティブ(IIJ)とアイアイジェイテクノロジー(IIJ-Tech)は30日、経済産業省が行なう「電子タグ実証実験事業」において、物流業界を対象とした「国際コンテナ物流」の実証実験に参加すると発表した。実験期間は2005年3月まで。
国際コンテナ物流の実証実験では、国内4拠点、海外4拠点の工場・港の計20カ所において、電子タグを利用した物流の効率化などを行なう。IIJおよびIIJ-Techでは実証実験において、米国の非営利団体EPCglobalが提唱するEPC体系に準拠した「EPCシステム」およびネットワークインフラを提供。EPCシステムとは、電子タグコードや属性情報、履歴情報などの、電子タグに関連付けられる情報をインターネット上で登録・参照・変更できるシステムで、従来の社内や業界内に閉じた電子タグの利用と異なり、汎用的な利用が実現できるとしている。
IIJグループでは、2003年にも大手アパレルメーカーが行なった電子タグ実証実験に参加しており、2005年には電子タグの導入を希望する企業がEPCシステムのコンポーネントを利用できる「Auto-IDソリューションサービス」の提供を開始するなど、技術の開発とサービス化を進めていくとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.iij.ad.jp/pressrelease/2004/1130.html
( 三柳英樹 )
2004/11/30 19:19
- ページの先頭へ-
|