コレガは、情報通信審議会の一部答申を受けて総務省が発表した5GHz帯無線LAN用周波数の拡大について、同社の見解を表明した。
総務省の発表によれば、現行のIEEE 802.11aで利用されている5.15GHz~5.25GHz帯については、諸外国で利用されているシステムと整合を図るために、システムのチャネルを変更することが適当としている。総務省では現行の無線設備については今後の制度化の中で経過措置を検討するとしているが、現在の電波法ではファームウェアのアップデートで機器の対応周波数チャネルを変更することが許可されていないため、一部報道では「現行のIEEE 802.11aが今後機器の増設や交換ができなくなる可能性がある」と報じていた。
コレガでは、今後総務省が行なう予定のパブリックコメント募集などで、市販の製品についてはファームウェアのアップデートなどで周波数を変更できるよう、意見提案などを積極的に行なっていく方針。また、ユーザーに対しても、現行製品をコレガ側で新規格に対応させるサービス、現行製品の下取りにより新規格対応製品の廉価販売などを検討していくとしている。
関連情報
■URL
総務省の「現行11a無線LAN周波数変更」の一部答申に対する見解について
http://www.corega.co.jp/product/news/041202.htm
関連記事:情報通信審議会、5GHz帯の新たな開放に関する一部答申を公開[BroadBand Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/7627.html
関連記事:総務省の電波開放戦略「2005年には5GHz帯を拡張して屋外利用可能に」[BroadBand Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/7055.html
( 甲斐祐樹 )
2004/12/02 19:46
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