ソフトバンクBBは、同社が運営するADSL接続サービス「Yahoo! BB」顧客情報と称するデータが12月10日に外部より持ち込まれたと発表した。ソフトバンクBBでは11月24日に日経BPより持ち込まれた情報と同じデータの一部と想定しているという。
今回のデータは、新潮社の「週刊新潮」、光文社の「週刊フラッシュ」編集部から持ち込まれたもの。週刊新潮は1,500件の紙データを、週刊フラッシュは5,000件の電子データを入手したとしており、ソフトバンクBBで同データを照合したところ、Yahoo! BB顧客情報の一部と合致したという。また、12月13日には再び週刊新潮から30,000件のデータを入手したとの連絡を受けているが、現時点ではこのデータは入手しておらず、照合はできていないという。
持ち込まれたデータは、「氏名」「住所」「電話番号」「携帯電話番号」が記載されている。ソフトバンクBBによれば、週刊FLASHの電子データには11月24日に日経BPから持ち込まれたデータが含まれており、そのほかのデータも同様の特徴を有していることから、11月30日付で発表している最大86,000件の営業申し込みデータの一部と想定している。
いずれのデータもYahoo! JAPAN IDといった固有データが記載されていないため、ソフトバンクBBのデーターベース内のデータかは不明だが、3社から持ち込まれたデータの特徴が一致かつ重複するため、ソフトバンクBBでは「同一のデータ保持者が意図的に複数の報道機関へ提供しているもの」と見て、現在調査を進めている。ソフトバンクBBでは3社に対してデータ取得元の開示を要請しているが、現在のところ開示はされていないという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.softbankbb.co.jp/press/2004/p1213.html
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( 甲斐祐樹 )
2004/12/13 17:56
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