京セラは、下りの通信速度が最大1Mbpsという無線通信技術「iBurstシステム」の実験局免許を取得し、同社横浜事業所内において実験を開始した。
「iBurstシステム」は、下り最大1Mbpsという通信速度でデータ受信が可能な無線通信技術。いわゆるTDD方式に分類される通信技術で、オーストラリアでは今年3月より商用サービスがスタートしており、京セラは同国の通信事業者に対してiBurstシステムの基地局およびPCカード端末を供給している。
実験で利用する周波数帯は2GHz帯。実験局免許は1年間有効なものが割り当てられ、実験を通じて、来年には下り最大2Mbps、2009年には下り最大10Mbpsという通信速度の実現を目指していく。ただし、同社では「将来的に、京セラ自身が通信事業者としてiBurstによる商用サービスを提供するわけではない」としている。
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基地局
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実験に用いられるPCカード型端末
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.kyocera.co.jp/news/2004/1206.html
( 関口 聖 )
2004/12/20 17:27
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