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フレッツ・光プレミアム ファミリータイプのサービス概要図
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NTT西日本は、IPv6を利用したサービスを標準提供する上下最大100Mbpsの戸建て向け光ファイバ接続サービス「フレッツ・光プレミアム ファミリータイプ」の提供を大阪市の一部地域より2005年3月1日より開始、12月24日より申し込みを受け付ける。月額料金は4,515円。あわせて、既存のBフレッツおよびフレッツ・ADSL向けのIPv6を利用した付加サービス「フレッツ・v6アプリ」を、月額504円で12月24日より提供する。
フレッツ・光プレミアム ファミリータイプは、IPv6を利用したテレビ電話機能やIPv4/IPv6両対応のセキュリティ機能が各1ライセンスずつ標準提供されるサービス。IPv4を利用したプロバイダーとの接続機能も提供され、PPPoE接続は最大5セッションまで対応する。月額料金は4,515円で、屋内配線使用料や回線終端装置利用料が別途必要。また、初期費用はNTT契約料840円と、標準工事費28,455円。
テレビ電話機能とセキュリティ機能のライセンスは、追加で最大4契約まで可能。テレビ電話機能は1ライセンスごと月額210円、セキュリティ機能は1ライセンスごと月額441円に加えて、4ライセンスをセットにしたメニューも月額1,732.5円で提供される。いずれも工事費として2,100円が必要になる。
フレッツ・光プレミアム ファミリータイプでは当初、最大100Mbpsの光ファイバ線を複数ユーザーで共有するアクセス回線を利用するが、NTT西日本では2005年3月下旬をめどに最大1Gbpsの光ファイバ線を最大32分岐する回線へと増速する予定だとしている。100Mbpsから1Gbpsへの増速時は工事が必要になるが、費用はNTT西日本が負担するという。なお、他のBフレッツサービスのアクセス回線増速については、現在予定していないという。
フレッツ・v6アプリは、既存のBフレッツおよびフレッツ・ADSL向けのIPv6を利用した付加サービス。12月24日より大阪府から順次提供が開始され、月額料金は504円で、工事費用は2,100円。フレッツ・v6アプリでは、フレッツ・光プレミアム ファミリータイプと同様にテレビ電話機能とセキュリティ機能のライセンスが各1つずつ提供され、追加ライセンスも購入が可能。また、テレビ電話機能では、フレッツ・光プレミアム ファミリータイプとフレッツ・v6アプリのユーザー間で通話できる。
NTT西日本ではまた、コンテンツプロバイダー向けのサービスとしてIPv6マルチキャスト通信に対応したコンテンツ配信サービス「フレッツ・v6キャスト」についても12月24日より提供する。月額料金は1Gbpsメニューが315万円、100Mbpsメニューが84万円で、マルチキャスト配信時には付加機能使用料が必要になる。
あわせて同社では、フレッツ・光プレミアム ファミリータイプ、Bフレッツ、フレッツ・ADSLなどに新規加入したユーザー対象にしたキャンペーンを2005年1月1日から4月30日まで実施する。フレッツ・光プレミアム ファミリータイプとBフレッツでは月額料金が1カ月間無料に、フレッツ・ADSLでは対象タイプの電話回線共有型に加入した場合で機器利用料を含む月額料金を最大1年間半額に割り引く。
また、フレッツ・v6アプリでは2カ月間、フレッツ・コミュニケーションとフレッツ・スポットでは3カ月間の月額料金が無料になるほか、フレッツアクセスラインサービスと同時申し込みの場合には工事費も無料になる。
関連情報
■URL
フレッツ・光プレミアムなどの提供開始について
http://www.ntt-west.co.jp/news/0412/041222b.html
キャンペーン実施について
http://www.ntt-west.co.jp/news/0412/041222a.html
■関連記事
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( 村松健至 )
2004/12/22 17:37
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