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平成電電、光ファイバ回線を利用した固定電話サービス「ビルCHOKKA」


 平成電電は、同社が運営する直収型の固定電話サービス「CHOKKA」において、光ファイバ回線を利用してオフィスビルや集合住宅向けに提供する新サービス「ビルCHOKKA(仮称)」の利用申し込みとサービス提供を3月1日より開始する。月額料金は法人で1,680円、個人で945円。あわせて、ビルCHOKKAの光ファイバ回線を利用したインターネット接続サービスやIP電話サービスなどの提供も開始する。

 ビルCHOKKAは、従来NTT局舎内に設置するリモートターミナルをビルや集合住宅内に設置し、リモートターミナルとNTT局舎を光ファイバ回線で接続する固定電話サービス。従来のCHOKKAでは、リモートターミナルをNTT局舎内に設置しメタル回線を使用してサービス提供している。そのため、同社が加入回線分のドライカッパを借り受ける必要があるほか、回線が光収容の場合はサービス提供が不可能な場合がある。ビルCHOKKAでは、光ファイバ回線を利用することで、サービス提供可能エリアを拡大できるほか、ドライカッパの借り受けが不要となりコストの削減が可能となったという。また、リモートターミナルに韓国サムスン電子と共同開発した装置を採用したことも低価格化に付与したという。

 料金は、初期費用は平成電電が負担するため無料で、このほかNTT工事費が必要。月額料金は法人の場合で1,680円、個人の場合で945円。通話料金はCHOKKAと同一で、固定電話が1分7.14円、携帯電話が1分17.32円、国際電話は米国の場合で1分15円となる。また、CHOKKA向けの有料オプションサービスも利用できる。このほか、ビル内に設置したリモートターミナルから隣接するビルなどへのサービス提供も予定している。

 また、平成電電ではビルCHOKKA向けの光ファイバ回線を利用したインターネット接続サービス、専用線サービス、IP電話サービスの提供も開始する。インターネット接続サービスと専用線サービスはビルCHOKKA提供開始と同時に提供予定だが、IP電話サービスの提供時期は未定。

 インターネット接続サービスは、VDSLおよび構内LANを利用した方式を採用、伝送速度はVDSLの場合で下り最大50Mbps、構内LANの場合で下り最大100Mbpsとなる。なお、上りの伝送速度は未定。料金は初期費用が未定、月額料金はモデルレンタル料金込みで法人がVDSLで3,990円、構内LANで3,465円、個人がVDSLで2,625円、構内LANで2,100円となる。また、IP電話サービスは、月額料金が法人の場合で機器レンタル料金を含めて2,730円、個人の場合は基本料金が945円、機器レンタル料金が420円。通話料金はCHOKKAと同一となる。なお、専用線サービスについては仕様など詳細は未定だという。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.hdd.co.jp/news/news20050106.html

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( 大久保有規彦 )
2005/01/06 19:57

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