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Windows Server 2003やXPに外部からコードが実行される脆弱性「MS05-003」


 マイクロソフトは12日、月例のセキュリティ修正プログラム(パッチ)として、Windowsのインデックスサービスの脆弱性を修正する「MS05-003」を最大深刻度“重要”で公開した。Windows Updateで適用できる

 修正パッチの対象OSは、Windows Server 2003(64ビット版を含む)、Windows XP 64-Bit Edition SP1/Version 2003、Windows XP SP1、Windows 2000 SP3/SP4。Windows NT 4.0 SP6a/TSE SP6とWindows XP SP2はこの脆弱性の影響を受けない。Windows 2000も脆弱性自体の影響は受けないが、修正パッチによって追加されるセキュリティ関連の変更がWindows 2000に影響を及ぼすため、修正パッチの適用が推奨されている。

 インデックスサービスとは、ファイルシステムと仮想Webのコンテンツやプロパティにインデックスを付加し、カテゴリを作成する機能。MS05-003では、このインデックスサービスに未チェックのバッファが含まれるために発生する脆弱性を修正する。

 具体的には、Internet Information Services (IIS) を介し、匿名Webベースクエリインターフェースをインデックスサービスに対し有効にしているPCで脆弱性が悪用される可能性があり、外部から任意のコードが実行される場合がある。マイクロソフトによれば、対象OSの初期設定ではインデックスサービスは有効になっていないという。


関連情報

URL
  脆弱性情報(MS05-003)
  http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/fq05-003.asp
  Windows Update
  http://windowsupdate.microsoft.com/


( 鷹木 創 )
2005/01/12 11:20

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