Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

「Mac mini」など新製品発表の影響で「Apple Store」にトラフィック殺到


 米Apple Computerが12日、サンフランシスコで開催中の「MacWorld Expo」で新製品を発表したが、その影響で同社のオンラインストアにトラフィックが殺到し、一時レスポンスタイムが大幅に遅くなる現象が観測された。インターネット上のトラフィックなどを監視している英Netcraftが発表した。

 MacWorld ExpoでAppleのSteve Jobs CEOが基調講演を行なった後、Appleのサイトのほか、同社商品の販売や新製品の予約受付を行なっている「Apple Store」のサーバーでトラフィックが急増。Appleのサイトは一時的にレスポンスが遅くなるなどの影響が出たものの、全体的に正常に動作し続けたという。一方、Apple Storeは何度かに渡ってアクセスできなくなったり、レスポンスが大幅に遅くなったことが観測されたとしている。

 今回のMacWorld Expoでは、新製品が発表されるとの噂がMac関連のブログで事前に広がり、開催前から話題を呼んでいた。そんな中で正式に発表された「Mac mini」は499ドルからという低価格商品で、洗練された小型デザインもあってWindowsユーザーにも訴求しているようだ。同時に発表された「iPod shuffle」もまたフラッシュメモリを利用した“チューインガム”デザインで大きな注目が集まっている。

 Netcraftによると、AppleのサイトとApple StoreはMac OS Xで動作しているが、Windows Server 2003を使用していたMacWorld ExpoのサイトはSteve Jobs CEOの基調講演の後にダウンしてしまったという。サーバーの運用は使用しているOSだけに依存するわけではなく、運用方法などによっても左右される。一概にサーバーOSの優劣を決めることはできないが、Netcraftでは「熱狂的なMacファンが、AppleとMicrosoftの製品のストレステストを行なった」と表現している。


関連情報

URL
  Netcraftの報告(英文)
  http://news.netcraft.com/archives/2005/01/12/apple_store_macworld_expo_sites_slowed_by_heavy_traffic.html


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/01/13 12:17

- ページの先頭へ-

INTERNET Watch ホームページ
Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.