ヤフーは18日、民事再生法の適用を申請していたアルプス社の事業継承について、名古屋地方裁判所より営業譲渡の許可がなされたと発表した。譲り受け資産総額は5億3,200万円、同負債総額は2億700万円で、譲り受け価額が3億2,500万円となる。両社は12月13日、事業継承について基本合意していた。
名古屋地裁からの許可を受けヤフーでは、ヤフーの100%子会社である「ブロードキャスト・コム株式会社」の社名を同日付で「株式会社アルプス社」に変更。アルプス社の事業を継承するとともに、約140人いる従業員を受け入れる。
なお、ブロードキャスト・コムはもともとはソフトバンク、米broadcast.com、ヤフーの合弁で設立されたストリーミング配信インフラの会社だが、その後ヤフーに吸収合併され休眠会社化していた。今回は営業譲渡のための受け皿会社となったわけだが、以前の事業との関係はない。登記上は東京が本社になる予定だが、名古屋市内などの旧アルプス社の事業所もそのまま存続するとしている。
関連情報
■URL
ヤフー
http://www.yahoo.co.jp/
アルプス社
http://www.alpsmap.co.jp/
■関連記事
・ 民事再生法申請のアルプス社、ヤフーに事業継承で合意(2004/12/13)
( 永沢 茂 )
2005/01/18 20:30
- ページの先頭へ-
|