ルートは、福岡市の「ロボット開発・実証実験特区」で実施するロボット遠隔操作実証実験用の特定実験局装置を開発した。同社ではこれに伴い実験調査業務も受託している。
開発された特定実験局装置は、1月21日に総務省九州総合通信局から福岡市に免許が交付された専用周波数帯域(5.02GHz)を利用した無線IPルータ。通信速度は最大で54Mbpsとなる。モバイルIP技術も採用しているため、基地局として利用できるだけでなく、端末にも搭載可能。無線局を搭載した端末では複数の基地局をハンドオーバーして移動通信できるという。このほか、暗号化機能や認証機能なども実装した。
なお、3月19日には福岡県福岡市のアイランドシティで公開実験も催される。公開実験では、テムザックのレスキューロボット「援竜」に無線局を搭載。周囲に設置された基地局を介して、遠隔制御や画像伝送を行なう予定だ。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.root-hq.com/newsrelease/news050126.html
援竜
http://www.enryu.jp/
( 鷹木 創 )
2005/01/26 21:08
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