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利用イメージ
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サードネットワークスの雨宮正明代表取締役社長
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サードネットワークスは27日、携帯電話のコールバックを利用した認証アプライアンス「Secure Call Server」を開発した。本体価格はISDN回線を4本収容するエントリーモデルが340万円で、ライセンスが1,000ユーザーで250万円~。別途保守費用や通信料金が必要だ。
Secure Call Serverは、サードネットワークスがこれまで提供していたASPサービス「Secure Call」の機能を企業向けに提供するSSL-VPNの認証強化ソリューションだ。SSL-VPN装置を利用した社内ネットワークなどへのログイン時に、Webブラウザ上でIDとパスワードを入力すると、そのID・パスワードに紐付いた携帯電話にコールバック。続いて、電話回線を通じてあらかじめ設定した暗証番号を入力することで本人認証し、ブラウザ上でのログインが可能になる。
Secure Call Serverからは番号通知で発信され、携帯電話に限らず固定電話に向けての発信も可能だ。また、一部の海外通信事業者に対応し、「米国であれば1分15円、中国であれば1分50円程度で海外にもコールバックできる」という。
このほか、コールバックではなくユーザーからSecure Call Serverに発信して認証する機能も搭載。この場合は、ブラウザでID・パスワードを入力した後、一定時間内にサーバーに対して発信する必要がある。なお、ユーザーからの発信で認証する場合は、サーバーに対していわゆる“ワン切り”する形になるため、通話料が発生せず手軽に認証できる一方、暗証番号の入力ができないためにセキュリティレベルは下がってしまう。
サードネットワークスによると、F5 NetworksのFirePassシリーズ、ジュニパーネットワークスのNetScreen SAシリーズ、エリアビイジャパンのSWANStoreなどのSSL-VPN装置で動作確認済みだという。今後はIP電話などへの対応も検討している。
サードネットワークスの雨宮正明代表取締役社長は「SSL-VPNは本来低価格でセキュリティを高めようというものだが、本人認証の部分で余計なコストがかかっていた」とコメント。「Secure Call Serverでは、すでに手元にある携帯電話を利用するため、別途トークンとなるデバイスを用意する必要もない。今後は、企業向けのリモートアクセスだけでなく、ECなどにも展開する方針だ」と述べた。
関連情報
■URL
サードネットワークス
http://www.thirdnetworks.co.jp/
関連記事:携帯電話を利用した、SSL-VPN向けの認証サービス[Enterprise Watch]
http://enterprise.watch.impress.co.jp/cda/security/2004/11/16/3862.html
( 鷹木 創 )
2005/01/27 17:08
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