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5digistar、オンラインカタログ作成ソフト「ActionBrowser」を発売


「ActionBrowser」のコンテンツ閲覧画面(IE6、DHTMLビューワ)
 5digistarは1日、オンラインカタログ作成ソフト「ActionBrowser Standard版」を発売した。価格は1ライセンスにつき月額36,750円で、Web製作会社や広告代理店などの法人を対象に販売する。

 ActionBrowser Standard版は、従来の紙媒体をデジタルデータで取り込み編集するオーサリングツールと、作成したコンテンツをWebブラウザで閲覧するためのビューワをまとめたパッケージ。

 Webブラウザ上で閲覧する際には、実際の雑誌やカタログの「ページをめくる」といった動作に近い操作感となっており、拡大・縮小などを含めて軽快に動作する点が特徴。コンテンツはDHTMLで作成されるため、Windows版のInternet Explorer 6.0以上であれば、特別なプラグインソフトをインストールせずに閲覧できる。また、その他のWebブラウザのユーザー向けには、Flashを利用したビューワが提供される。

 5digistarでは、同製品のベースとなったサーバー版の製品「ActionBrowser Server 2004」を2003年に開発し、ネットエイジより法人向けに販売を開始。また、一般向けパッケージソフトとして「Digital Magazine Maker」を2004年10月にライブドアから発売している。

 今回発売するActionBrowser Standard版は、「Digital Magazine Maker」のプロ向けという位置付けで、ページ内にハイパーリンクの設定や動画の貼り付け機能を追加。また、サーバー版からはマーケティング機能などを外し、より導入しやすい価格にしたとしている。

 同日行なわれた製品発表の記者会見では、5digistarの京保雄一代表取締役と、5digistarと資本提携を行なったライブドアの堀江貴文社長とネットエイジの西川潔社長が、製品の概要を説明。堀江社長は「現在、オンラインカタログなどの用途ではPDFが広く利用されているが、PDFはもともと印刷用の技術から発展したためにオーバーヘッドが大きく、ただ中身を閲覧したいというユーザーにとっては重たく感じられてしまう」として、ActionBrowserの利点を説明。また、ライブドアでもIR情報などの資料でActionBrowserで作成したコンテンツを提供していくほか、ライブドアが予定している漫画のオンライン提供サービス「ライブドアコミック」などでActionBrowserを利用していきたいとした。

 また、ネットエイジの西川社長は「印刷という用途においてはPDFが消えることはないと思うが、オンラインでの閲覧という用途ではActionBrowserの方が優れていると感じる」として、優位性を強調。また、今後はデジタル著作権管理(DRM)などの仕組みも取り入れることで、オンラインでのコンテンツ販売などにも活用できるという見通しを語った。


記者会見を行なう5digistarの京保雄一代表取締役(左)、ライブドアの堀江貴文社長(中央)、ネットエイジの西川潔社長(右)

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.5digistar.jp/html_update/update_050201.asp
  5digistar
  http://www.5digistar.jp/


( 三柳英樹 )
2005/02/01 17:39

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