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無線LAN機器市場調査、半数の企業が導入済みながらセキュリティに懸念


 IDC Japanは、国内無線LAN機器市場に関する2004年実績と2008年までの予測を発表した。2004年における国内無線LAN機器市場は出荷ベースで485万2,000ユニットで前年比37.0%増となった。

 調査によると、2004年のエンドユーザー売り上げ金額は430億円と前年比で9.0%増加したという。また、IDC Japanでは2003年から2008年までの年間平均成長率も予測しており、出荷ユニット数ベースで年平均22.6%、エンドユーザー売り上げ金額ベースでは6.0%とし、2008年には出荷ユニットが979万9,000ユニット、売り上げ金額が529億円に達すると見ている。

 また、2004年8月から9月にかけて企業ユーザーを対象に実施した調査では、すでに無線LANを導入している企業が51.2%と半数以上を占めたが、導入する予定がないとするユーザーも17.9%あった。導入予定のないユーザーの理由では、セキュリティ対策に対する懸念が最も大きいとしている。

 IDC Japanは無線LAN市場の動向について、無線LAN機器の低価格化とIEEE 802.11g対応製品の普及により市場は大きく成長し、今後もこの傾向が続くとしている。一方で、企業ユーザーは依然としてセキュリティに対する不安を抱えており、対応できる製品を適切な価格で提供できるベンダーが無線LAN市場で優位になると予測している。


関連情報

URL
  IDC Japan
  http://www.idcjapan.co.jp/

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( 大久保有規彦 )
2005/02/01 18:47

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