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フライドチキンの画像ファイルを「SEXY.JPG」としてCドライブに保存する
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トレンドマイクロは3日、ワーム型ウイルス「WORM_BROPIA.F」(Bropia.F)を警告した。危険度は3段階で“中”。米Symantecでは「Bropia.J」と名付け、こちらの危険度は5段階で下から2番目、ダメージは3段階で“高”としている。
Bropia.Fは、MSNメッセンジャーで感染を拡大するウイルス。コンタクトリストの状態を監視し、ステータスが変化したメンバーにウイルスを送りつけるという。感染するとシステムフォルダにトロイの木馬「AGOBOT.AJC」(Symantecでは「Spybot」の亜種としている)を保存し、レジストリを改変してWindowsが起動するたびにAGOBOT.AJCが実行されるよう設定する。
さらに、フライドチキンの画像ファイルを「SEXY.JPG」としてCドライブに保存し、Webブラウザに表示させる。また、「LOL.scr」「Webcam.pif」「bedroom-thongs.pif」「naked_drunk.pif」などのファイルのうち1つを選択してCドライブに保存するという。
トレンドマイクロでは「日本国内での報告はまだないものの、台湾、韓国、中国などで感染報告を受けた」とし、ウイルス定義ファイルを「2.390.00」以降に更新するよう呼びかけている。
関連情報
■URL
WORM_BROPIA.F(トレンドマイクロ)
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=WORM_BROPIA.F
WORM_AGOBOT.AJC(トレンドマイクロ)
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=WORM_AGOBOT.AJC
Bropia.J(Symantec、英文)
http://securityresponse.symantec.com/avcenter/venc/data/w32.bropia.j.html
( 鷹木 創 )
2005/02/03 14:40
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