デンマークのSecuniaは3日、メールソフト「Eudora」においてシステムクラッシュを引き起こすことが可能な複数の脆弱性があると警告した。危険度を5段階中の上から2番目にあたる“Highly critical”と判定している。
この脆弱性は英NGSSoftwareのJohn Heasman氏によって発見されていたもの。細工を施されたメールやメールボックスを開くことでエラーが発生し、任意のコードを実行されてしまう可能性があるという。
脆弱性があるのはWindows用のバージョン6.2.0以前で、すでにダウンロード配布されているバージョン6.2.1にアップデートすることで修正される。なお、Mac版では影響を受けない。
このほかSecuniaでは2003年9月にもEudoraに脆弱性があると報告していたが、開発元のQualcommによると、6.2.1では影響を受けないとアナウンスしている。
関連情報
■URL
Secuniaのセキュリティアドバイザリ(英文)
http://secunia.com/advisories/14104/
Qualcommのセキュリティアドバイザリ(英文)
http://www.eudora.com/security.html
■関連記事
・ ラック、Eudora for Windowsの任意のコードが実行できる脆弱性を警告(2003/11/11)
( 永沢 茂 )
2005/02/03 20:17
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