総務省は、ソフトバンクBBが昨年12月に申請していた800MHz帯の無線局免許申請について、電波監理審議会から「拒否が適当」との答申を受けたと発表した。
ソフトバンクBBは、昨年12月6日付で800MHz帯を使用した携帯電話、および基地局が展開できるよう免許申請を行なっていた。総務省では「申請自体に瑕疵がない」として受理し、電波監理審議会に諮問していた。2月8日には同省から、NTTドコモとKDDIに帯域を割り当てて800MHz帯の再編を進める方針が発表されている。
電波監理審議会では、総務省が明らかにした方針によって、800MHz帯には新たに割り当てられる帯域がないこと、全国規模で必要な周波数を使用できる見込みがないことを理由に挙げ、「免許申請は拒否するのが適当」とする答申を提出した。総務省では今後、所定の手続きを踏み、ソフトバンクBBからの免許申請を正式に却下する。
今回の発表を受け、ソフトバンクBBは「特にコメントすることはなく、今後の展開については未定。ただし、8日の時点からスタンスが変わったわけではない」としている。
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■URL
報道資料
http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/050209_6.html
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( 関口 聖 )
2005/02/09 21:35
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