ライブドアは10日、幻冬舎の100%子会社である幻冬舎ルネッサンスと合弁で「株式会社ライブドアパブリッシング」を設立することで合意したと発表した。インターネットと出版を融合した事業を展開するという。
ライブドアパブリッシングの設立は2月中を予定。資本金は1,000万円で、ライブドアが51%、幻冬舎ルネッサンスが49%出資する。営業開始は3月1日を予定しており、ライブドアレーベルによる出版物の企画・制作・流通事業を展開する。また、インターネット上で自費出版サービスも提供する。
ライブドアでは合弁会社の設立について、「インターネットコミュニティに参加するユーザーに新たな可能性を提供することと、今までインターネットに触れる機会が少なかった方へ新しい表現を体験していただくこと」が目的と説明している。同社が運営するブログなどから生まれる魅力あるコンテンツを出版していく考えだ。
一方、幻冬舎では、ブログの普及などによって「インターネットの世界から多くの人々に響く書き手やコンテンツが生まれつつある」と指摘。「個人の情報発信の意義が再認識される中、経済的にも社会的にもこれらのプロではない書き手の存在感はますます大きくなってくるものと予想される」と述べている。
関連情報
■URL
ライブドアのニュースリリース(PDF)
http://finance.livedoor.com/disclose/tmp/220a1c30_20050210.pdf
幻冬舎のニュースリリース(PDF)
http://www.gentosha.co.jp/ir/pdf/050210_press_newcompany.pdf
( 永沢 茂 )
2005/02/10 18:38
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