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シマンテックの脆弱性、一部法人向け製品には影響なし


 シマンテックは14日、同社ウイルス対策製品の脆弱性に関する情報を更新した。法人向け一部製品で脆弱性の影響を受けないことのほか、この脆弱性を突くウイルスの検知に対応したことなども公表している。

 この脆弱性は、UPX圧縮ファイルの解析を行なうDEC2EXE解析エンジンモジュールに存在する。細工をしたUPX圧縮ファイルがシマンテックのウイルス対策製品に送信されると、ヒープオーバーフローが発生してしまい、任意のコードを実行させることができるという

 シマンテックでは9日付で脆弱性を発表。14日付で内容を更新し、法人向けの「Symantec AntiVirus Corporate Edition 9.0」や「Symantec Client Security 2.0」などでは影響を受けないことが公表された。

 また、「2/9/2005 rev.32」以降のウイルス定義ファイルを適用することで、この脆弱性を突くウイルスを「Bloodhound.Exploit.26」として検知できるようになった。なお、脆弱性の危険度は依然として“高”で、ユーザーに対してLiveUpdateなどによるアップデートを呼びかけている。


関連情報

URL
  シマンテックのUPX解析エンジンにヒープ・オーバーフローの脆弱性
  http://www.symantec.com/region/jp/avcenter/security/content/2005.02.08.html

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シマンテックのウイルス対策製品に任意のコードが実行される脆弱性(2005/02/10)


( 鷹木 創 )
2005/02/15 21:18

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