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試験サービスのネットワーク構成図
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1Gbps環境でのサービスイメージ
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ケイ・オプティコムは、自宅内までの通信速度が上下とも最大1Gbpsのインターネット接続試験サービスを、神戸市須磨区の一部エリアで4月1日より実施すると発表した。モニターを2月16日から2月28日まで募集する。
試験サービスは、回線終端装置までが最大1Gbpsの他社の既存サービスと比較して、ユーザー宅内の機器まで最大1Gbpsの通信速度が提供される点が異なっている。IEEE 802.3ahに準拠した「GE-PON(Gigabit Ethernet-Passive Optical Network)」技術を採用しており、1本の光ファイバ回線の分岐数は最大で32分岐だという。
ケイ・オプティは、次世代サービスとして家庭内でギガビット環境を利用できるよう技術検討を進めていた。今回、ギガビットサービスに対応する回線終端装置が実用化レベルに達したことを受け、試験サービスの実施を決定したという。同社では宅内まで最大1Gbpsの通信環境を提供することで、従来の回線速度では難しかった高精細映像などのコンテンツも提供可能になるとしている。
試験サービスは、神戸市須磨区の一部エリアで4月1日から6月15日まで実施される。モニターの対象は、同社の光ファイバ接続サービス「eoホームファイバー」を試験地域で利用中のユーザーで、募集人数は最大100名。試験サービス時には、eoホームファイバーの回線に加え、試験サービス用の回線が引き込まれる。また、IP電話サービスなど同社が提供する各種サービスも継続して利用できるという。
試験サービスに伴う、初期費用や月額料金は無料となる。加えて、ギガビットイーサに対応したLANポートを搭載するノートパソコンも希望ユーザーを対象に抽選で無償レンタルを実施する予定だという。
ケイ・オプティでは、試験サービスを通じて技術検証を行なった上で、早期にサービス化できるよう取り組みたいとしている。なお、同社が運営する「opti c@fe」や、一部の家電量販店でも試験サービスの体験が可能だという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.k-opti.com/press/2005/press09.html
関連記事:ケイ・オプティコムなど、ハイビジョン品質の映像を配信する実証実験[BroadBand Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/7618.html
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( 村松健至 )
2005/02/16 17:59
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