独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)のモバイル・ホームシステム協議会は23日、ホームネットワークにおける機器の共通仕様策定と相互接続検証を目的とした「情報家電ネットワークWG」を設立すると発表した。
情報家電ネットワークWGは、家電やAV、PC系機器も含めた情報家電機器の相互接続や連動操作を家庭内および複数の家庭内で可能とすることを目的として設立。「ネットワーク機器コントロール」「宅外コンテンツ伝送」「プログラムダウンロードセキュリティ」の3つを主要検討課題とし、情報家電ネットワークの相互接続共通仕様の策定やガイドラインの制定、ガイドラインに準拠した機器の相互接続性検証などを行なっていく。
ネットワーク機器コントロールは、ユーザーが隣室などの離れた位置から情報家電を制御することをテーマとしたもので、具体的にはUPnP-AVとIEEE 1394の相互接続の実現を目指す。宅外コンテンツ伝送は、知人宅と自宅といった信頼できるネットワーク上において、情報家電の間でコンテンツを交換することを目的とし、ホームネットワークが前提の伝送プロトコルを宅外に拡張する共通仕様を策定・検証する。
プログラムダウンロードセキュリティでは、セキュリティ強化のために情報家電機器のソフトウェアを最新に保つことをテーマとし、情報家電の登録や更新有無の自動検出、自動ダウンロードなどを可能にするインターフェイスとプロトコルの共通仕様を策定する。
3月10日には情報家電ネットワークWGの設立説明会を開催し、一般企業からの参加募集を行なった上で4月より本格活動を開始する。同WGの主査は、東京大学の森川博之助教授が務める。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nedo.go.jp/informations/press/170223_1/170223_1.html
( 甲斐祐樹 )
2005/02/23 19:35
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