米連邦捜査局(FBI)は22日、FBIを騙るメールが配信されているとして注意を呼びかけるコメントを発表した。
このメールでは、FBIが設置している「Internet Fraud Complaint Center」によってインターネットの用途がモニターされており、受信者が違法サイトへアクセスしたことが確認されたと説明。添付ファイルを開いて、そこに書かれている質問に回答するように促す。
セキュリティベンダーのF-Secureによると、このメールは、最近発見されたウイルス「Sober.K」に感染したPCが発信元のようだとして、そのサンプルも紹介している。具体的には、送信元が「Officer@fbi.gov」で、本文には「我々は、40以上の違法サイト上で貴殿のIPアドレスのログを確認している」などと書かれている。
FBIでは、これらの詐欺メールはFBIが送信したものではないとコメント。また、FBIは受信を承諾していない人に対してメールを送ることはないとし、知らない送信者からのメールに添付されるファイルにはウイルスが含まれている可能性があるため、開かないように注意を促している。なお、FBIでは今回の件を深刻に受け止め、調査に乗り出しているという。
関連情報
■URL
FBIのニュースリリース(英文)
http://www.fbi.gov/pressrel/pressrel05/022205.htm
F-Secureの公式ブログ(英文)
http://www.f-secure.com/weblog/archives/archive-022005.html#00000483
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( 増田 覚 )
2005/02/24 17:06
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