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リコー、暗号化ソフトを内蔵した機密情報保護CD-R「CryptDisc」発売


 リコーは1日、記録されたデータを暗号化する機密情報保護CD-Rメディア「CryptDisc」を3月14日から発売すると発表した。価格は暗号鍵の発行に必要となるソフトウェアが3,150円、メディアが50枚パックで103,950円から。対応OSはWindows XP/2000/Me/98SE。

 CryptDiscは、読み出し専用のCD-ROM部分と書き込み可能なCD-R部分が混在したハイブリッドCD-Rメディアで、CD-ROM部分に暗号化・複合化ソフトを搭載し、CD-R部分に書き込む情報の暗号化を行なう。ソフトウェア製品としては日本で初めて、暗号モジュールのセキュリティ要件を規定した米国の連邦情報処理規格「FIPS 140-2」の認定を取得した製品だとしている。

 CryptDiscを使ったデータの受け渡し方法としては、まず一方のユーザーが鍵発行ソフトウェアを利用して、暗号化を行なう公開鍵と複合を行なう秘密鍵を作成し、それぞれをUSBメモリに記録する。次に、相手先に公開鍵が記録されたUSBメモリとCryptDiscのメディアを渡し、データを暗号化してメディアに記録してもらい、メディアを受け取るといった形となる。

 暗号化されたデータは秘密鍵でしか複合できないため、途中でメディアが紛失した場合などでも第三者にデータを読み取られることが防げる。また、メディア自体にもコピーガード機能を搭載し、機密データの入ったCryptDiscを通常のCD-Rにコピーしても、読み出し時に複合化ソフトが起動しない仕組みとなっている。


関連情報

URL
  リコー
  http://www.ricoh.co.jp/


( 三柳英樹 )
2005/03/01 17:00

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