NTTデータは1日、フルCGのテレビアニメーション「エクレルnico」を分散コンピューティングによって制作するプロジェクト「みんなでCGアニメを創ろう!/elecle@cell computing」を開始した。参加にはユーザー登録と専用ソフトウェアのインストールが必要で、ソフトウェアの対応OSはWindows XP/2000。
同プロジェクトは、一般から参加者を集って専用ソフトウェアをPCにインストールしてもらい、ネットワークで接続することにより仮想的な1つのスーパーコンピュータとして利用する分散コンピューティング技術を利用して、テレビアニメーションのCG描画を行なうもの。参加者は、ハイビジョン向けテレビアニメの各コマを分担して自分のPCで描画することになり、どのような画像を描画しているのかを見ることができる。
制作するアニメーションは、河村友宏氏が原作・キャクラターデザイン・アニメーション監督を務めるオリジナル作品「エクレルnico」で、作品の全編がこのプロジェクトにより描画されたフルCGで構成される。作品時間は10~15分程度で、完成した作品はイベントでの上映やテレビ放送を予定している。公開時期については未定。
NTTデータでは、「cell computing βirth」という名称で分散コンピューティングのプロジェクトを2月16日から開始している。すでに「自然免疫系遺伝子領域解明プロジェクト」と「ヒトゲノム染色体間法則性解明プロジェクト」が開始されており、今回のテレビアニメーションの製作が3番目のプロジェクトとなる。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nttdata.co.jp/release/2005/030102.html
cell computing βirth
http://www.cellcomputing.net/
( 三柳英樹 )
2005/03/01 18:34
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