Panda Softwareは2日、マイクロソフトが1月に公開した脆弱性「MS05-002」を悪用したスパイウェア「Searchmeup」を検出したと発表した。
Searchmeupは、ユーザーが特定のWebページを閲覧した際に、MS05-002で修正されたLoadImage APIに関する脆弱性などを悪用してPCへのインストールを試みる。インストールされた場合には、Webブラウザのホームページの設定を特定の検索エンジンのページに変更するとともに、ウイルス「Tofger.AT」や、ダイヤラーソフト、他のスパイウェアなどのダウンロードを行なおうとする。Tofger.ATはトロイの木馬型ウイルスで、オンラインバンキングに入力されたパスワードを外部に送信するといった動作を行なう。
Panda Softwareでは、Searchmeupはウイルスの作者もこれまで使用しなかった脆弱性を悪用しており、スパイウェアの技術が進歩し続けている事を表わしているとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://pandasoftware.jp/scripts/panda/vb_bridge4.dll?VBPROG=user_call&IF=LIST&ID=799496968291&PG=news_detail.xsl&CATNUM=4
Searchmeupに関する情報(英文)
http://www.pandasoftware.com/virus_info/encyclopedia/overview.aspx?idvirus=57329
・ Windowsのカーソルとアイコンに“緊急”の脆弱性「MS05-002」(2005/01/12)
( 三柳英樹 )
2005/03/04 17:36
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