NECアクセステクニカは4日、総務省が5月に公開する5GHz帯の開放に関する告示についての見解を表明した。
総務省の告示には、IEEE 802.11aのチャネル変更が盛り込まれており、現在開放されている5.15G~5.25GHzを諸外国が利用しているシステムとの整合性を図るためチャネル変更を行なうほか、新たに5.25~5.35GHz帯の4チャネルを追加するとしている。このため、既存のIEEE 802.11a対応機器が新製品と通信できなくなる可能性が指摘されている。
この件についてNECアクセステクは、IEEE802.11a対応製品に対する影響範囲については未確定としながらも、同社が販売する無線LAN機器「Aterm WARPSTAR」シリーズへの対応を検討しており総務省による省令改正の内容が確定次第、既存製品への対応や新製品の提供についての方針を公開するという。
関連情報
■URL
IEEE802.11aの周波数帯の変更について
http://121ware.com/product/atermstation/info/2005/info0304.html
関連記事:「法改正でIEEE 802.11aの既存製品と新製品がつながらなくなる?」[BroadBand Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/special/8446.html
関連記事:NEC、USBコネクタ部を折り曲げ可能な11a/b/g準拠のUSB無線LANアダプタ[BroadBand
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/8629.html
・ 電波産業会、11aチャネル変更など5GHz帯の新規開放に関する説明会(2004/12/10)
( 大久保有規彦 )
2005/03/04 18:09
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