ノルウェーのOpera Softwareは4日、同社の次期ブラウザのベータ版「Opera 8.0 Preview 5」のダウンロードを開始した。同社はこのバージョンは一般的な利用目的ではなく、利用する場合にはあくまでも実験用に限定するように呼びかけており、同社のトップページにもリンクは張られていない。
これまでOperaの次期バージョンは「Opera Beta」と表記されており、同社もバージョン番号が確定していないことをニュースリリースで再三述べていたが、今回のバージョン番号は「Opera 8.0」と明記しており、次期バージョン番号は「8.0」になるようだ。
前回の「Opera Beta 2」と今回の「Opera 8.0 Preview 5」の相違点は、IMAP機能のバックエンドを書き直したことだという。このバージョンで追加されたIMAPは完全に実験的なアルファレベルコードであるため、重要なメールなどで決して利用することがないように強く警告している。
ただし、レンダリングや安定性などの面ではOpera Beta 2で発見された細かなバグが修正されており、同社ではIMAPを使用しない限り、今回のPreview 5のほうが利用価値が高いと考えているようだ。
これまでBeta 2と呼ばれていたバージョン番号がPreview 5になったことで、Opera 8.0は正式版リリースに一歩近づいたと言えるだろう。Opera 7.50のリリース時にはPreview 5のリリース1週間後にPreview 6がリリースされ、その後正式版がリリースされた経緯がある。
なおOperaでは、今回のIMAP機能についてはアルファレベルのコードであり、IMAPのバックエンドがOpera 8.0に含まれるかどうか現時点ではまだ決定していないとしている。
関連情報
■URL
Opera 8.0 Preview 5の変更点など、英文
http://snapshot.opera.com/windows/w80p5.html
・ Operaが次期ブラウザのベータ2公開、フィッシング対策に大幅な改良(2005/02/28)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/03/07 11:40
- ページの先頭へ-
|