米Symantecは5日、メール大量送信型ウイルス「W32.Beagle.BK@mm」(以下Beagle.BK)を警告した。ウイルスの危険度は5段階中の“2”としている。
Beagle.BKはウイルス「Beagle」の亜種で、大量のウイルスメールを送信するタイプのウイルス。ウイルスメールには、トロイの木馬型ウイルス「Trojan.Tooso.E」をrar形式のアーカイブで添付する。メールの内容は以下の通り。
●差出人:(詐称する)
●件名:(無し)
●本文:(以下のいずれか)
・The Password is
・Password:
●添付ファイル:(以下のいずれか)
・54543.rar
・075466.rar
・543.rar
・34544.rar
・345556.rar
・2332134.rar
・655454.rar
・977888.rar
Bagle.BKに感染すると、自分自身をシステムディレクトリに「svc.exe」という名前でコピーし、Windowsの起動時に自動的に実行されるようにレジストリを改変する。また、特定のサイトからダウンロードしたファイルを「eml.exe」としてウィンドウズがインストールされたディレクトリに保存するほか、外部からメールを中継させるためのバックドアをTCP 80番ポートに開く。
さらに、各種セキュリティソフトの活動を妨害するために、関連するレジストリを削除する。このため、Beagle.BKに感染してしまった場合、駆除するためにはウイルス対策ソフトの再インストールが必要となる。
関連情報
■URL
Symantecの「W32.Beagle.BK@mm」情報(英文)
http://securityresponse.symantec.com/avcenter/venc/data/w32.beagle.bk@mm.html
・ 機能別にコンポーネント分割されたBagleの亜種「Bagle.BE」が感染拡大(2005/03/02)
( 三柳英樹 )
2005/03/07 16:34
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