フジテレビは8日、ニッポン放送の株式に対する公開買い付け(TOB)の結果を公表した。フジテレビがニッポン放送株全体の36.47%を確保したことが明らかになった。
フジテレビでは1月18日からニッポン放送株式のTOBを実施していたが、2月8日にライブドアがニッポン放送株を約35%取得したことを発表。フジテレビでは2月10日にTOBの買付目標を株式全体の50%から25%に引き下げたが、TOBへの応募株式が予定数に達しない場合には買い付けは行なわれないため、TOBが成立するかどうかに注目が集まっていた。
TOBは7日に終了し、応募株券数は7,896,354株となりTOBは成立。これにより、買い付け後はフジテレビがニッポン放送の株式の36.47%を所有することになる。
また、ニッポン放送では2月23日にフジテレビを相手先とする大量の新株予約券を発行することを決定しており、これが発行された場合にはフジテレビがニッポン放送の過半数の株式を所有することが可能となる。これに対して、ライブドアでは東京地裁に新株予約券発行の取り消しを求める仮処分を申請している。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.c-direct.ne.jp/japanese/uj/pdf/10104676/00031078.pdf
・ ライブドア、ニッポン放送の株式の35%を取得(2005/02/08)
・ ニッポン放送、フジテレビに新株予約権を発行~ライブドアの買付に対抗(2005/02/23)
・ ライブドア、東京地裁にニッポン放送の新株発行差止仮処分を申し立て(2005/02/24)
( 三柳英樹 )
2005/03/08 12:13
- ページの先頭へ-
|