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Windows XPの「ようこそ」画面、メール情報が正しく表示されない現象


 マイクロソフトは、Windows XPの「ようこそ」画面に実際に表示されるメール情報が正しく表示されない現象が発生する場合があることを公表した。Windows XP Home Edition/Professional EditionのSP2/SP1で発生するという。

 Windows XPの初期設定では、起動時に一覧表示された登録ユーザーを選択してログインする「ようこそ」画面が表示され、Outlook ExpressやOutlookなどの対応するメールソフトの未読メッセージを表示される。未読件数をクリックするとメッセージの送信元アカウントなどの情報が表示されるが、一部環境においては、複数のアカウントが表示されなかったり、メール受信数が異なって表示される場合があるという。

 マイクロソフトによると、複数アカウントが表示されない理由は、Outlook ExpressがサポートするPOP/IMAP/HTTPの3プロトコルのレジストリが、レジストリパスに1つずつしか作成されないためだという。従って、複数のアカウントが存在しても、同じプロトコルを利用している場合、ようこそ画面には1つのアカウントしか表示されない。

 メール受信数が実際の件数と異なって表示されるのは、ようこそ画面のメール受信数には、メールソフトがレジストリに最後に記録した値が表示されることが原因。このため、メールソフトを起動していないと、実際のメール受信数と、ようこそ画面に表示されているメール受信数と異なる場合があるという。


関連情報

URL
  技術情報(KB895860)
  http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;895860

全部読んだはずなのにWindows XPの「ようこそ」画面には未読件数表示(2005/03/01)


( 鷹木 創 )
2005/03/10 17:32

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