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2004年の有料コンテンツ増加に音楽ダウンロード販売が寄与~米市場調査


 米国におけるインターネット上の有料コンテンツ消費状況について調査する「2004 Paid Online Content U.S. Market Spending Report」が10日に発表された。2004年の有料コンテンツの売上高は18億ドルとなり、前年に比べて14%増加していたことが判明した。

 この調査は米業界団体のOnline Publishers Association(OPA)と調査会社の米comScore Networksが共同で毎年行なっているものだ。売上の内訳を見ると、エンターテイメント/ライフスタイル部門が2003年の2億1,700万ドルから4億1,300万ドルへと90%の増加を示したことが際立っている。この数字には音楽ダウンロード販売が大きく寄与していると考えられている。購買方法については、84.6%が購読制または会費制のコンテンツの購入だが、残り15.4%が個別購入だ。個別購入は2003年の11%に比べて4ポイントも増加しており、音楽ダウンロード販売の影響がここにも表われている。

 そのほかにはゲーム部門が7,300万ドルから8,800万ドルへと21.8%の成長を示した。逆にビジネス/投資部門では3億3,400万ドルから3億1,200万ドルと6.3%減少した。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.online-publishers.org/?pg=press&dt=031005
  調査報告書(英文、PDF)
  http://www.online-publishers.org/pdf/paid_content_report_030905.pdf
  関連記事:米国における2002年の有料コンテンツ利用額は倍増の13億ドル
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0305/opa.htm


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/03/11 12:39

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