EU、政策決定のための科学技術情報データベースをWeb上に構築

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EU、政策決定のための科学技術情報データベースをWeb上に構築

　欧州連合（EU）は、政策決定者向けの科学技術情報データベース「SINAPSE」をWeb上で提供する。科学に関連する政治的課題に関わるEU加盟国の1,000人余りが参加し、ブリュッセルで9日から11日まで行なわれていた会議において発表された。

　SINAPSEは、最新技術に疎いと言われている政策決定者に最新の科学技術を知ってもらい、国や連合レベルでより最新技術に対応したシステムや法体系作りを迅速に行なうことを目的とする。例えばコンピュータ技術をはじめ、遺伝子などのバイオ関連技術では科学技術が一般人が想像を超えるレベルにまで発展しているにも関わらず、法体系や政治・行政体制が追いついていないとの指摘が多い。

　SINAPSEには、域内の150を超える大学や研究機関、研究者個人が登録しており、今後も登録を募る。最終的にはすべての研究機関や個人の登録を目指すという。

関連情報

■URL
　ニュースリリース（英文）
　 http://europa.eu.int/comm/research/press/2005/pr0903en.cfm

（ Gana Hiyoshi ）
2005/03/14 12:49

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