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ボイジャー 代表取締役社長の萩野 正昭氏
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ボイジャーは、縦書き表示が可能な電子書籍ビューワー「ティー・タイム」(T-Time)および「アジュール」(azur)の最新版となる「T-Time 5.5」「azur 1.5」を発表した。4月15日より提供される。
「T-Time」および「azur」は、テキストファイルやHTMLファイル、.bookファイルなどを縦書き表示できる電子書籍ビューワー。最新版となる「T-Time5.5」では、携帯電話や携帯ゲーム機「PSP」、音楽プレーヤー「iPod photo」など、さまざまな液晶デバイスへの書き出しに対応。購入した電子書籍コンテンツを複数のデバイスで楽しめるようになる。従来通り、WindowsおよびMac OSに対応する。
書き出すデバイスの画像に合わせて、ページ毎に連番の画像ファイル(JPEG)を作成する。画像ビューワー機能のある液晶デバイスであれば基本的に再生可能で、携帯電話、PSP、iPod photoのほか、デジタルカメラなどでも再生できる。連番の画像ファイルを順番に表示させて閲覧するのみで、画像の表示機能はデバイス側の機能に依存する。画像にメタ情報が埋め込まれ、セキュリティ対策として独自の電子透かしも組み込まれている。
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「PENCK」にコンテンツを書き出し
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カシオ製デジタルカメラで表示
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iPod photoではクリックダイヤルでページをめくる
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ボイジャーでは、4月15日にダウンロード販売を開始する。ライセンスキーの価格は、T-Timeが1,050円、azurが2,100円。T-Time 5.0のユーザーは無償でバージョンアップ可能で、azurのユーザーは既存のライセンスキーで利用可能となっている。また、T-Timeについては現在ベータ版も提供されている。ベータ版で書き出しを行なう場合は、ライセンスキーを購入する必要がある。
ただし、電子書籍販売サイトなどで販売されている.book形式の電子書籍コンテンツについては、当初、多くの書籍が他デバイスへの書き出し機能に対応しない見込み。書き出し機能への対応は出版社毎に異なり、ボイジャーでは今後対応コンテンツを拡大していくとしている。
発表会でプレゼンテーションを行なったボイジャー 代表取締役社長の萩野 正昭氏は、書き出し機能に対応した理由を「これまで特定のデバイス向けの製品を提供してきた。そこで、携帯電話など今そこにある液晶デバイスを本にできないか? と考えた」とし、続けて「デバイスに本を合わせるのではなく、本にデバイスを合わせていくことを考えた。液晶デバイスの共通の機能はデジカメ機能だ。この機能は本の表示を想定していないが、撮影した画像のページ送り戻しができる。これを利用した」と述べた。画像として表示させることにより、パラパラマンガ風のアニメーションの表示も可能になるという。
ボイジャーのT-Timeおよびazurのユーザーは現在約60,000人。同社では、今回書き出し機能で、他のコンテンツビューワーより一歩先行したい考えだ。萩野氏によれば、現時点では、電子書籍の違法コピーなどによる被害はほとんどないとのことだが、今後ユーザー数がさらに増えると、コンテンツを提供する出版社としては、電子透かし技術だけでの対応では心許ない。こうした問題について、同氏は将来的にと前置いて、画像のメタ情報や、書き出したメモリカード側でのセキュリティや、携帯キャリアや端末メーカーとの連携も検討すると述べていた。
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「T-Time」の特長
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新機能について
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液晶ディスプレイを搭載するさまざまなデバイスで表示できる
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芥川龍之介の「偽作三昧」を書き出した場合の目安
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今後、作家のサポートサービスなどにも注力していくという
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横書きのコンテンツを縦書き表示できる
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さまざまなデバイスへ書き出し可能
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こちらはPSP用
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.voyager.co.jp/2005_hodo/0315_hodo.html
( 津田啓夢 )
2005/03/15 19:28
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