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CeBITに出展していた13社がGPL違反、gpl-violations.orgが警告状


 ドイツ・ハノーバーで開催された情報関連展示会CeBITに出展していた企業13社が、GPLライセンスに違反したソフトウェアを展示していたとして、gpl-violations.orgプロジェクトから警告を受けていたことがわかった。

 同プロジェクトの創始者であるHarald Welte氏から、CeBIT会場でそれぞれの企業の代表者に警告状が手渡されたという。13社にはMotorola、Acer、AOpen、Micronet、Buffalo、Trendwareなどが含まれている。これらの企業はGPLの著作権フリーのコードを使用していたが、GPLが定めているように改変したコードを公開せず、製品上で顧客に対してオープンソースライセンスについて告知していなかったという。

 gpl-violations.orgは、1年ほど前からオープンソースに関する普及・啓蒙の活動を行なっている。ライセンスを守っていない企業を発見した場合には警告状を送付したり、場合によっては提訴などより厳しい法的手段に出るなどして、厳格にライセンス条項を守るよう活動している。すでに2005年だけでも25件について合意に達したほか、2件の訴訟、1件の判決(命令)があるという。


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URL
  gpl-violations.orgの発表文(英文)
  http://www.gpl-violations.org/news/20050314-cebit-letter-action.html

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【Net&Com 2004】講演レポート「オープンソースの知的財産権問題」(2004/02/05)


( Gana Hiyoshi )
2005/03/22 17:20

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