旅行会社のクラブツーリズムは19日、同社のWebサーバーへの不正アクセスにより最大で約90,300人分の個人情報が漏洩した可能性があることを公表した。クラブツーリズムでは通常のWebページの閲覧を一時中止するとともに、事件の概要をトップページで公表し、詐欺などに注意を呼びかけている。
クラブツーリズムによれば、3月15日~17日にかけて同社のWebサーバーに対して不正アクセスが行なわれたことを確認しており、インターネット会員登録時に入力された最大で約90,300人分の個人情報が流出した可能性があるという。
記録されていた個人情報は、会員ID、パスワード、氏名、住所、電話番号、携帯番号、FAX番号、会社名、会社部署名、会社住所、会社電話番号、メールアドレス、生年月日、性別の各項目。クレジットカード番号や銀行口座などの信用データは含まれていない。
クラブツーリズムでは、個人情報が漏洩した可能性があることから、ダイレクトメールや架空請求、フィッシング詐欺などの事例が起こりうるほか、他サイトで同じIDとパスワードを利用している場合などにはなりすましのログインが行なわれる可能性があるとして、該当サイトのパスワードを変更するなどの対処を呼び掛けている。また、今回の件についてフリーダイヤルを設置し、会員からの問い合わせを受け付けている。
関連情報
■URL
クラブツーリズム
http://www.club-t.com/
( 三柳英樹 )
2005/03/22 19:00
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