ネットレイティングスは24日、2月におけるNHKおよび民法キー局のWebサイト視聴率を発表した。テレビドラマ「ごくせん」の人気を反映して日本テレビのサイト視聴率が上昇し約2年ぶりにトップに入った一方で、NHKは低落傾向にあり2位に転落した。
調査は、ネットレイティングスのインターネット利用動向情報サービス「Nielsen//NetRatings」における家庭のPCからのアクセスデータをもとにまとめたもの。これによると、日本テレビのサイトの視聴率(リーチ)は2004年12月に9.7%で6局中4位だったが、「ごくせん」がスタートした2005年1月に12.6%に上昇して2位に浮上した。さらに2月には、女性タレントが過去の窃盗経験を告白したことで話題になったバラエティ番組「カミングダウト」へのアクセスが一時的に増加。編成期の谷間にあたる月で各局が軒並みリーチを下げる中、唯一リーチを伸ばして13.3%を獲得し、25カ月ぶりにNHKからトップの座を奪還した。
一方でNHKのリーチは、2004年12月は15.6%だったのが、2005年1月に14.2%、2月に12.8%と低落傾向にある。このほかのテレビ局の2月のリーチは、TBSが10.9%、フジテレビが10.4%、テレビ朝日が7.2%、テレビ東京が5.5%だった。
なお、2月における日本テレビのサイト全体の訪問者数は約483万7,000人と算出されるが、このうち2割近くにあたる89万2,000人が「ごくせん」のトップページを訪問していたという。また、主人公がドラマで使用する着メロを配信するモバイル情報のコーナーにも50万人がアクセスしていた。ネットレイティングスでは、テレビ番組の高い視聴率がWebコンテンツにも反映したケースだと指摘している。特に検索サイトを経由したアクセスが多く、主要検索サイトで「ごくせん」をキーワードとして入力した人が約52万人いたと推計している。
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■URL
ニュースリリース(PDF)
http://csp.netratings.co.jp/nnr/PDF/Newsrelease03242005_J.pdf
( 永沢 茂 )
2005/03/24 16:00
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