| 米Yahoo!は24日、検索サービスの1つとして「Yahoo! Search for Creative Commons」のベータ版を発表した。その名称の通り“クリエイティブコモンズ”ライセンスを採用しているコンテンツのみを検索できるサーチエンジンのユーザーインターフェイスだ。
 
 クリエイティブコモンズのコンテンツは、著作権をより自由な方法で用いることができるように工夫されている。例えば、コンテンツによって作者を明記することが必要なときもあれば、非商用利用が許可されるときもある。さらに商用利用が可能なコンテンツすらある。クリエイティブコモンズライセンスは、こうしたさまざまな形態の著作物の利用を可能とするためにライセンス自体をデジタル化したことでサーチエンジンとの親和性が高くなり、非営利団体のCreative Commons自身も独自のサーチエンジンをサイト上で提供している。
 
 米Yahoo!では半年ほど前から、検索オプションを付けることでクリエイティブコモンズのコンテンツを検索できるようにしていた。インデックスされているコンテンツの数は半年間で1,000万ページほどに増えていると言われる。今回Yahoo!は、この検索機能のベータ版に使いやすいユーザーインターフェイスを加えて初めて公式に発表した。また、正式発表に伴って、Web Search APIからクリエイティブコモンズ機能を利用するためのサポートとドキュメンテーションも用意された。
 関連情報
 
 ■URL
 Yahoo! Search for Creative Commons beta(英文)
 http://search.yahoo.com/cc
 Web Search APIのCreative Commons検索機能についての解説(英文)
 http://developer.yahoo.net/web/V1/webSearch.html
 関連記事:自由に使える著作物を公開するための新著作権ライセンス「Creative Commons」
 http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/1217/ccommons.htm
 
 ■関連記事
 ・ 「リミックスできるラブソングを一覧せよ」などに答えるサーチエンジン(2004/09/06)
 
 
 
 
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/03/25 11:58
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