小学館グループのネットアドバンスは、漢字辞典「字通」をASPサービスとして提供開始した。個人契約の利用料金は月額840円。団体契約の利用料金は最大同時アクセス数に応じた価格体系となる。
「字通」は、漢字研究者として知られる白川静氏が編さんした漢字辞典。甲骨文や中国古代の青銅器に刻された「金文」の解読結果から、漢字の成り立ち、意味、造語力を体系的に知ることができる。これまで、書籍版およびCD-ROM版(ともに平凡社刊)として発売されている。
検索機能としては、項目見出しとなっている漢字(親字)の「よみ・漢字」「部首名」「総画数」などによる検索、漢字を構成する「部品」からの検索が可能。また、収録された熟語検索もサポートした。オンライン版のみの独自機能としては、現存している最古の辞典とされる「新撰字鏡」などの古辞書に記された漢字の読みや意味からの検索が可能だ。
このほか、部首検索入力アシスト機能では、「文字の形はわかるが、部首名がわからない」というケースに対応するために、検索インターフェイスから読み出せる「部首名一覧ウインドウ」を設置した。
教育機関や図書館などのアカデミック会員の利用料金は初期費用が15,750円、最大4件の同時アクセスが可能なプランが年額138,600円。企業会員の利用料金は初期費用が21,000円、最大2件の同時アクセスが可能なプランが年額163,800円。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.netadvance.co.jp/archives/000089.html
( 増田 覚 )
2005/03/29 11:31
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