オンラインストレージの米Xdriveは28日、オンラインストレージの利点を活かしたデジタル写真向けサービスを開始したと発表した。撮影した写真を画質を損なうことなく安全に保管しておけるだけでなく、家族や友人に公開したり、印刷することがより便利になるとしている。
例えば携帯電話で撮影した写真をXdriveにアップロードしておけば、いつでも携帯電話から自分が撮影したすべての画像にアクセスできるため、携帯電話を買い換えたり、紛失した時にも画像を失うことがない。また、PCから利用する場合でも、画像をXdriveにアップロードすることによってウイルス感染や盗難、ハードディスククラッシュなどの被害から守ることができる。データはすべて128ビットで暗号化された上で保管され、安全なデータセンターで運用される。
さらにアップロードした写真を家族や友人に公開でき、誰に公開するかは設定するパスワードによって決められる。そのため、家に帰ってから写真を印刷したりメールに添付して送信するのを待たずに旅行中でもリアルタイムに画像を公開できる。これらの画像は圧縮して保存されることがないため、友人らは元の画質そのままに写真を観賞したり印刷できる。
新サービスについてXdriveのBrett O'Brien CEOは「今日のようなデジタル時代にデジタルカメラを使う人々は、たった一度のコンピュータクラッシュによってすべての写真を失うリスクにさらされている。Xdriveの新しい写真サービスは、デジタル写真体験をできるだけ安全に、堅牢に、簡単に扱えるように設計されている」とコメントしている。
Xdriveは月額9.95ドルまたは年額99.50ドルで、5GBのストレージ容量を提供する。15日間の無料試用期間も用意している。なお、Xdriveは日本でもエックスドライブ・ジャパンを通じて主にビジネス向けストレージサービス事業を展開している。
関連情報
■URL
Xdrive(英文)
http://www.xdrive.com/
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/03/29 11:32
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