日本テレビ放送網とエー・アイ・アイ(AII)は1日、テレビとブロードバンドの相互活用を視野に入れた業務提携を行なうと発表した。日本テレビがAIIの第三者割当増資を引き受け、4億1,310万円を出資する。
この業務提携は、3月31日に開催された臨時株主総会で決議されたもの。AIIは4月15日付けで新株10,750株を発行し、このうち日本テレビが普通株式4,800株、日本テレビのISP事業子会社であるフォアキャスト・コミュニケーションズが普通株式300株を引き受け、日本テレビグループ全体で5,1000株を取得する。日本テレビ以外の新株発行先は、ソニーが普通株式4,150株、SMBCキャピタルが議決権制限株式1,500株。
増資後に日本テレビが保有する議決権比率は5.58%で、ソニーの60.92%、東京急行電鉄の9.85%、関西電力の6.57%に続く第4位。この業務提携にあたり、日本テレビは番組制作で蓄積したコンテンツの企画力や制作力を活用し、AIIはブロードバンドコンテンツの配信基盤や課金システムといった動画配信プラットフォーム機能を提供する。両社では放送と通信という異分野の協業により、ブロードバンドコンテンツ市場の発展を推進するとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.aii.co.jp/corporate/pr/20050401.html
関連記事:AII、15億円の第三者割当増資を実施。コンテンツ配信事業に注力[Broadband Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/4751.html
( 甲斐祐樹 )
2005/04/01 14:31
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