ICANNが3月28日、「.net」の運営を担う次期レジストリとして米VeriSignが有力であるとの調査レポートを公表したが、この結果を独レジストリのDENICが批判している。
独ccTLDの「.de」はccTLDでは世界第1位の登録数を誇り、その管理を過去11年にわたり一手に引き受けてきたDENICの技術力は内外において評価されているという。しかし、米コンサルタント会社のTelcordia Technologiesが今回まとめた調査レポートによると、.netの時期レジストリ候補の中でVeriSignが第1位に評価され、DENICは前評判を覆して4位にランクされていた。DENICは、ランキングの根拠がはっきりと示されていないことや、調査のずさんさを指摘している。
ICANNは、2001年以来.netのレジストリだったVeriSignとの契約が2005年6月30日に切れることから、次期レジストリの公募を行ない、第三者による候補者の評価を実施していた。候補にはVeriSign、DENICのほか、日本レジストリサービス(JPRS)と米NeuLevelの合弁会社であるSentanRegistry、Afilias、CORE++が名を連ねている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.denic.de/en/denic/presse/press_70.html
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・ .netの次期レジストリは事実上VeriSignに決定~ICANNが選考結果を発表(2005/03/29)
( Gana Hiyoshi )
2005/04/04 14:26
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