Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

Microsoft、フィッシングサイトの運営者に対して117件の訴訟


 米Microsoftは3月31日、フィッシングサイトの運営者に対して117件の訴訟を起こしたことを公表した。また、米連邦取引委員会(FTC)や全米消費者連盟と協力してフィッシング詐欺被害の対策を講じていることも明らかにした。

 フィッシング詐欺は近年増大傾向にあり、FTCによれば、2004年には消費者からの苦情の第1位に躍り出た。また、全米消費者連盟において調査されたネット詐欺リストの上位にも初めて登場したという。

 今回、MicrosoftやFTC、全米消費者連盟などの代表者が全米プレスクラブにおいて記者会見し、善良な市民にこれ以上フィッシング詐欺の被害が広がるのは放置できないとし、法的手段に訴え出ることにしたとの声明が出された。Microsoftではその一環として、フィッシングサイトの運営者を身元不詳のまま提訴する、いわゆる“John Doe訴訟”117件を提起したという。

 また、身に覚えのないメールは開封せずに削除することを励行すべきであるなど、啓蒙活動の重要性も強調された。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.microsoft.com/presspass/press/2005/mar05/03-31AprilPhoolsPR.asp


( Gana Hiyoshi )
2005/04/04 15:18

- ページの先頭へ-

INTERNET Watch ホームページ
Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.