トレンドマイクロは5日、「ウイルスバスター2005」などのウイルス対策ソフト用パターンファイル「2.536.00」に、ウイルスを誤検出する問題があることを公表した。トレンドマイクロではすでに新しいパターンファイル「2.538.00」を公開しており、ユーザーに対してパターンファイルのアップデートを呼びかけている。
トレンドマイクロによると、4月5日午前7時頃に公開されたパターンファイル「2.536.00」に、ウイルスに感染していないファイルに対して「感染している」という警告が発生する可能性があるという。現時点では、「InstMsiA.exe」「InstMsiW.exe」といったファイル名のWindowsインストーラファイルがウイルス「TROJ_KEYLOGGER.O」に感染しているという誤った警告を出すことが確認されている。
また、4日にはパターンファイル「2.532.00」にも、シマンテック製のウイルス駆除ツール「FixGoner.exe」を誤ってウイルスに感染していると警告してしまう問題が確認されている。
トレンドマイクロでは、これらの問題に対策済みのパターンファイル「2.538.00」を利用するようにユーザーに呼びかけている。また、誤ってウイルスに感染しているとされたファイルについては、ウイルス対策ソフトで「隔離」となっているファイルに復元操作を行なうことで元に戻せる。
関連情報
■URL
パターンファイル2.536.00における誤警告情報(トレンドマイクロ)
http://www.trendmicro.co.jp/support/news.asp?id=664
パターンファイル2.532.00における誤警告情報(トレンドマイクロ)
http://www.trendmicro.co.jp/support/news.asp?id=662
( 三柳英樹 )
2005/04/05 14:33
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