リコーは5日、同社の顧客情報が保存されたモバイルPC1台が盗難にあっていたことを明らかにした。現時点では、顧客情報が流出した事実の報告はないという。
盗難されたのは同社グループ企業の社員が保有するモバイルPCで、同社員がリコーから借り受けたもの。社員は25日、帰宅途中にPCを鞄ごと盗難された。
PCに記録されていた情報として判明しているのは、リコーから業務ソフトを導入した企業18,656社の企業名、所在地、電話番号など。一部の企業については企業の代表者名、担当者名、所属が含まれているという。
なお、現時点でPCは発見されていないが、リコーでは「顧客情報にはパスワード設定をしているため、盗難されたPCを入手した者がアクセスすることは事実上困難」としている。該当する顧客に対しては、謝罪および今後の対応についての説明を個別に行なうという。
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■URL
ニュースリリース
http://www.ricoh.co.jp/info/notice/info050405.html
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( 増田 覚 )
2005/04/05 16:31
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