|
超小型マルチ・プラットホーム・モバイル・ルータ
|
インターネットイニシアティブ(IIJ)、ルート、ノバテックの3社は、「超小型マルチ・プラットホーム・モバイル・ルータ」を開発したと発表した。2005年夏頃の発売を予定しているという。
発表されたモバイル・ルータでは、ノバテックが開発したインテルIXP425ネットワークプロセッサを搭載した基板「NTNP425C」に、IIJによるNetBSDベースの組み込みルーティング技術「SEIL Engine」や、ルートによるモバイルIP技術を実装した。製品全体の設計はルートが担当している。
インターフェイスにはイーサネットポート、USB 2.0、PCカードスロットを各2個ずつ用意。IEEE 802.11a/b/gに準拠した無線LAN機能も搭載し、USBやPCカードスロット経由でPHSや3G携帯電話への接続も可能だ。サポートプロトコルは、IPv4やIPv6、IP sec、PPPoE、NATなど。サイズは80x150x30mmで、重さは510g。電源はバッテリー、DC電源(12V)、AC電源(100V)に対応し、「オートバイにも搭載可能だ」という。
ルートによれば、同社のモバイルIP技術による「メディアハンドオーバー」技術を採用したことで、アクセス網が換わっても接続が途切れることなくシームレスに通信できるようになった。ルートの真野浩代表取締役社長は、「例えば、モバイル・ルータにPHS端末を接続した場合、PHSエリアであればPHS端末で通信し、無線LANエリアであれば自動的に無線LANに切り替わる。伝送速度こそ変化するが、通信自体は途切れない」としている。
|
モバイル・ルータとタバコの箱を比較(左)、PHS端末をUSBポートに差し込んだところ(右)
|
関連情報
■URL
IIJのニュースリリース
http://www.iij.ad.jp/pressrelease/2005/0406.html
ルートのニュースリリース
http://www.root-hq.com/newsrelease/news050405.html
ノバテックのニュースリリース
http://www.novatec.co.jp/news2005-4-6.htm
( 鷹木 創 )
2005/04/06 18:13
- ページの先頭へ-
|