フィンランドのF-Secureは6日、Symbian OS搭載の携帯電話に感染するトロイの木馬型ウイルス「Fontal.A(別名SymbOS/Fontal.A)」を警告した。
Fontal.Aは、「Kill Saddam By OID500.sis」というSISファイル形式のウイルス。感染すると、アプリケーションマネージャーを上書きし、アプリケーションの管理機能を無効にする「appmngr.app」、再起動時のメッセージを改ざんする「kill sadam.app」、壊れたフォントファイル「kill sadam font.gdr」の3ファイルをインストールし、感染した端末は再起動できなくなるという。
また、携帯電話のアプリケーションマネージャーが無効になるため、ウイルスの削除は不可能で、アプリケーションの新規インストールも行なえなくなる。F-Secureでは現在のところ「Fontal.Aを駆除するには、全データが消えてしまうが感染した携帯電話を再フォーマットするしかない」としている。
関連情報
■URL
ウイルス情報(英文)
http://www.f-secure.com/v-descs/fontal_a.shtml
■関連記事
・ メールで感染する携帯電話ウイルス「Commwarrior」が見つかる(2005/03/08)
・ 携帯電話ウイルス「Cabir」の日本での感染を確認~F-Secure報告(2005/03/04)
( 鷹木 創 )
2005/04/07 13:17
- ページの先頭へ-
|