ソフォスは7日、2005年1~3月における「スパム送信国ワースト12」を発表した。米国が全体の約3分の1を占めて依然としてワースト1となっているものの、その割合に減少傾向が見られたという。
調査は、Sophosが世界各国に設置したスパムトラップで2005年1~3月に受信した全スパムを分析したもの。スパム送信国ワースト12とその比率は、米国の35.70%、韓国の24.98%、中国(香港を含む)の9.71%、フランスの3.19%、スペインの2.74%、カナダの2.68%、日本の2.10%、ブラジルの1.95%、英国の1.57%、ドイツの1.23%、オーストラリアの1.22%、ポーランドの1.20%の順だった。
米国は2004年12月以降ワースト1だが、今回の調査では1月から3月にかけて、その占める割合が12%も減少したという。はっきりとした理由はまだ明らかになっていないものの、米国ではフィッシング詐欺が問題になったことで、多くのISPがスパム送信者を閉め出す動きに出ていることなどが関連しているのではないかとしている。
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■URL
ソフォス
http://www.sophos.co.jp/
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( 永沢 茂 )
2005/04/07 18:21
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