フランスのFrSIRT(French Security Incident Response Team)は11日、フリーのオフィスソフト「OpenOffice」に任意のコードが実行され得る脆弱性があると発表した。危険度は4段階中の下から2番目にあたる“Moderate”。
この脆弱性は、OpenOfficeの「1.1.4」以前および「2.0-dev」以前のバージョンで確認された。FrSIRTによれば、OpenOfficeの「StgCompObjStream::Load()」機能に欠陥が存在し、細工されたDOC形式のファイルを処理する際にヒープオーバーフローが発生。攻撃者が任意のコードを実行できる恐れがあるという。
FrSIRTでは、今回の脆弱性に対するOpenOfficeの修正プログラムは、まだ公開されていないとしている。
関連情報
■URL
FrSIRTのセキュリティアドバイザリ(英文)
http://www.frsirt.com/english/advisories/2005/0333
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( 鷹木 創 )
2005/04/12 17:12
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