2次元コードリーダーを搭載したauの一部携帯電話で、特定の2次元コードを読み取る際に問題が発生することがIPAの脆弱性届出制度を通じて報告された。これを受けてKDDIでは、2次元コードリーダーを搭載した一部の機種を対象に、同アプリの無償バージョンアップを開始した(パケット通信料は必要)。
現在のau端末に搭載されている2次元コードリーダー「バーコードリーダー」では、auの仕様に基づいていない2次元コードを読み取った場合、読み取り結果にURLが2つ存在すると、カーソルの位置に関係なく下に表示されたURLにアクセスしてしまう場合があるという。今回のバージョンアップにより、読み取り結果の画面でカーソルが当たっているURLにアクセスするようになるほか、アクセスの前にアクセス先のURLが再度表示される。
バージョンアップの対象となる2次元コードリーダーを搭載した機種は、PENCK、W31SA、W21CA、W21T、W22H、W22SA、W21SA、W21S、Talby、A5509T、A5507SA、A5506T、A5505SA、A5502K、A1404S、A1402S II、A1402S。バージョンアップはEZアプリカタログの「メニューから探す」→「辞書・便利ツール」の「バーコードリーダー」から行なう。
最新のバージョンはバージョン表記が「Version 3.X.1x」などとなる。X部分の数字と末尾のアルファベットは機種により異なるが、最初と最後の数字が3と1であれば修正済みの最新バージョンとなる。バーコードリーダーを起動した状態で「メニュー」から現在のバージョンが確認できる。
なお、IPAとJPCERT/CCが共同運営する脆弱性情報サイト「JP Vendor Status Notes(JVN)」にもこの問題に関連した情報が掲載されている。
関連情報
■URL
KDDIのお知らせ
http://www.au.kddi.com/news/information/au_info_20050414.html
JVNの脆弱性関連情報
http://jvn.jp/jp/JVN%239ADCBB12/
( 太田亮三/鷹木 創 )
2005/04/14 19:46
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