米Adobe Systemsは18日、米Macromediaを買収することで合意に達したと発表した。買収金額は約34億ドル。
Adobe SystemsのCEOを務めるBruce Chizen氏は、「ユーザーはドキュメントや画像、オーディオ、ビデオといった各種のファイルを管理してアプリケーションやコンテンツを作成・管理するための統合ソフトウェアを求めている。AdobeとMacromediaの開発力やソフトウェアが統合されることで、PDFとFlashが相互に機能を補完しあうような、業界の標準となるプラットフォームが提供できる」とコメントしている。
買収は、Macromedia株を1:0.69の比率でAdobe株に交換することにより行なわれ、MacromediaはAdobeと合併する。合併は両社の取締役会の承認を受けており、旧Macromediaの株主は合併後のAdobeの18%を占めることになる。
AdobeのCEOを務めるBruce Chizen氏と、社長兼COOを務めるShantanu Narayen氏は、合併後もそのまま留任する。また、MacromediaのStephen Elop社長兼CEOはAdobeの世界市場担当の社長に就任し、MacromediaのRob Burgess会長もAdobeの取締役会に参加する。
MacromediaのStephen Elop社長は、「MacromediaとAdobeの合同チームは、コンテンツやアプリケーションを提供するためのプラットフォームの革新にとって、強力な力になるでしょう」とコメントしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.adobe.com/aboutadobe/pressroom/pressreleases/200504/041805AdobeAcquiresMacromedia.html
( 三柳英樹 )
2005/04/18 19:11
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