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桑田理事はJig ブラウザを「アイルランド語で“ダンス”という名前の通り、テンポ良く軽やかに閲覧できる」と評価
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情報処理推進機構(IPA)は19日、IPAの事業を通してITにおいて優れた開発活動や普及活動を行なった個人・グループを表彰するIPA賞を選出した。
第1回目となる今回は、ソフトウェア部門にJig.jpの福野泰介氏を選出。IPAの事業成果を元に製品化したという、携帯電話でPC向けサイトを閲覧できる「Jig ブラウザ」が評価された。IPAの桑田始理事は「アイルランド語で“ダンス”という名前の通り、テンポ良く軽やかに閲覧できる。コンテンツの圧縮技術も高く評価されている」とコメントした。
オープンソースソフトウェア部門では、エプソンアヴァシスの中島豊久執行役員が代表を務める「オープン プリンティングプロジェクト」、ソフトウェアエンジニアリング部門では、CSKサービス品質保証部の中森義幸部長をそれぞれ選出した。また、情報セキュリティ部門ではJPCERT/CCの情報流通対策グループと、ISO/IECの国際会議で暗号技術関連の委員や構成員を歴任した九州大学大学院システム情報科学研究院情報工学部門の櫻井幸一教授を選出している。
このほか、未踏ソフトウェア創造事業でプロダクトマネージャーを歴任し、「“未踏の父”といっても差し支えない」(桑田理事)という東京大学大学院情報理工学系研究科創造情報学専攻の竹内郁雄教授が人材育成部門に、同事業のプロジェクトマネージャーや開発者をサポートする日本エンジェルズ・インベストメントの未踏担当者グループがIT化促進部門に選出された。
桑田理事は、「IPA賞は、時代を切り開く、まさに“旬”の個人やグループを表彰する。いわばマン・オブ・ザ・イヤー、グループ・オブ・ザ・イヤーを決定するものだ」とコメント。第1回IPA賞表彰式は5月18日に、東京ビッグサイトで開催している「IPAX 2005」で実施される予定だ。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ipa.go.jp/about/press/20050419.html
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